
バイオリンはいつ頃出来たの?
バイオリンが誕生したのは今から約300年前…
イタリアの《ストラディバリ》という人が今日のバイオリンを完成させたと言われています。
不思議な事は誕生から現在に至るまで、ほとんど改良をされずに使われていることです。
つまり、バイオリンは生まれたその時から《完全な形》だったのです!
【新聞記事】 ストラディバリウス12億円で売却 収益で被災地支援へ(朝日新聞社)
バイオリンは何で出来てるの?
みなさんよ〜くご存知のように、バイオリンの主な材質は《木》です。
全体に数種類の木を使い分けて作られます。
本体の表板は「松の木」、裏板は「楓の木」が一般的です。
表と裏で硬さの違う材質を使用する事によって、強い音と柔らかい音を幅広く奏でる事が出来るのだそうです。
そして真っ黒の指板は「黒檀」です、指で強く叩かれるので硬い必要があるのですね、それでもしばらく使うとボコボコに…
細かなパーツ(ペグ・テールピース・顎当・エンドピン)には黒檀やツゲの木が良く使われています、中にはローズウッドなんてしゃれた物もあります。
箱の部分とネックは「ニカワ」でしっかりと接着してあります、とことん自然の素材にこだわっているのです。
駒や魂柱はハメ込んであるだけなのです、ですから強い力が加わるとずれたり外れてしまいます。(気をつけましょうね…)
弓のお話し
弓、という名前がついているこの棒をみて「???」と思った人はいませんか?
一体どこが「弓」なんでしょう?
その昔、バイオリンの弓は《弓矢の弓》と同じような形をしていたそうです。
大きく湾曲した棒に毛をまっすぐに張ったものを使っていたのです、その形から 「弓」と呼ばれたのです。
その後、改良されて弓とは反対に湾曲した棒に毛を張る現在の形になったのです。
名称はそのまま残ってしまったというわけです。
ところで、弓に張られている「毛」の材質はご存知ですか?
「鯨のヒゲでは?」と良く耳にしますが、「馬のしっぽ」を束ねた物です。
一体どんな馬から毛を取ってくるのか良く分かりませんが、やはり牧場から仕入れてくるのでしょう…
競馬で大活躍している「名馬のしっぽ」は良い音がするのかな?
バイオリンの性別
バイオリンは男性か?女性か?普通そんな事を考える人はいないと思いますが、顕先生は気になります。
お国によって「男性名詞」だったり「女性名詞」だったりするようです。
バイオリンの音色・スタイル等から僕は「女性」と信じて接しています。
とてもデリケートな楽器にいつもやさしく接する必要があるところからもそんな感じがしませんか?
みなさんにとっては、彼女?彼??
|